目元に小じわができる原因とは?
シワには大きく分けて、表情ジワと乾燥ジワがありますが、
目元にできる小じわは、乾燥ジワです。
「小じわ」とは、
乾燥した肌にあらわれる“浅く細かい”シワです。
ちりめんジワと呼ばれることもありますね。
主に、目の下や目尻などの目元(目の周辺)にできます。
肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の層で
できています(下図参照)。
小ジワは、表皮の最も外側の“角質層”にできます。
20歳を過ぎてから年齢を重ねるとともに
小じわが増えやすいのは、
角質層の角質細胞に含まれるアミノ酸や
角質細胞どおしをつなぐ細胞間脂質が減少することで
肌の保湿力が低下するからです。
特に目元は皮膚が薄く、保湿力を失うとすぐに乾燥して
(角質層のキメが乱れて隙間ができることによって)
小ジワができやすくなるのです。
ちなみに表情ジワとは、
笑ったりして表情を作るときにできるシワが
表情を戻しても、残ったままになる状態です。
年齢とともに、肌を構成するコラーゲンやエラスチンが減少すると
同じ表情を何度も繰り返すことで、シワが肌に記憶されて
元に戻らなくなります。
表情ジワは、目尻、眉間、額、ほうれい線などにできます。